2009年、美濃街道をポタリングしていたとき(走行データのページ)屋根の上に立派な祠があるのを見つけてビックリしました。下にあった説明板でこれが「屋根神」であること、また名古屋独自のものであることを知りました。(実際には名古屋以外にもあります)
その後、ポタリング中にいくつかの屋根神様に出会いましたが、屋根の代わりに支柱の上などに乗せられた屋根神様もありました。おそらく家を建て替えたときに、屋根の代わりの場所を作ってお祀りしているのでしょう。
また、屋根から地上に降りてしまって、元の家が見当たらない屋根神様もありました。台の下面に傾斜があって過去に屋根に乗っていたことが確実なものもありますが、屋根に乗っていたかどうか怪しいものもあります。(同じ神様でも、必ず屋根の上にある必要はなく、場所があれば低いところでお祀りしてもよいからです)
そして、とても悲しいのが、もうお祀りされていない形骸を見つけることです。ネットで調べると、やはり屋根神の数は減っているようです。古い家が取り壊され、マンションなどに建て替えられた場合に消失しているように感じます。というわけで、今のうちに屋根神様の写真を撮っておこうと思い、このような写真集を作りました。
【参考になるページ】
屋根神を説明したホームページ
名古屋市博物館
http://www.museum.city.nagoya.jp/collection/data/data_09/index.html
屋根神について調べたページ
岐阜総合学園高校マルチメディア部
http://www.sogo-multi.net/2011/yanegami/index.html