御影石の産地、旧蛭川村をポタリング
2010.4.3
以前、恵那駅から明智駅の間をサイクリングしたことがあります。これは恵那駅から南になるのですが、今度は北の方にサイクリングすることにしました。鉄道がないので自転車での往復になります。恵那駅の北は、旧蛭川村(現中津川市蛭川)という町です。古くから御影石の産地で、いたる所に石切り場が見られました。道すがら石彫(石のモニュメント)もたくさん見かけました。公共の建築物や設備も石でできているのでびっくり。ちょうど桜の季節で、色々な植物や生物との出会いもあり、春を満喫したサイクリングとなりました。
輪行袋に自転車を入れて、電車で出発! |
恵那駅に到着。明知鉄道に乗り換える鉄道ファンも見かけました。 |
恵那駅に到着。明知鉄道に乗り換える鉄道ファンも見かけました。 |
恵那駅から阿木川沿いに下流に向かいます。川沿いの大きな桜の木の下に、馬頭観音が集まっている場所がありました。 |
阿木川沿いに走ると、最後は木曽川に合流します。写真はその合流点で、木曽川は右から左に流れています。そしてもうひとつ写真奥から和田川が合流しています。ここは3本の川が合流する十字谷ということになります。 |
合流点に近づくと、木曽川上流に大きなダムが現れました。大井ダムです。このダムの上流が恵那峡という行楽地になっています。 |
和田川はきれいな川でした。蛍も生息しているようです。 |
川に枝を伸ばしている桜がありました。とても美しい景色です。 |
この地方で自生するコブシの仲間、シデコブシも咲きはじめました。湿ったところが好きで、川の側に自生しています。 |
美しい稜線の笠置山と桜の木。笠を置いたような形をしているから笠置山なのでしょう。 |
こんなきれいな川もあります。まさしく「春の小川」ですね。 |
ハルリンドウが群生していました。実物の青色は、写真よりもっとキレイですよ。 |
蛭川は御影石の産地なので、このような石切り場がいたる所にあります。 |
そしてバス停まで石でできていたりします。 |
そして町中に石のオブジェ(石彫)が飾られています。 |
「杵振り踊り」という伝統的な祭りが行われる安弘見(あびろみ)神社。祭りでは、カラフルな傘をかぶった青年たちが杵を持って踊るそうです。 |
笠置山と酒蔵。笠置山は見る方向によって全く山容が違います。ここから見る姿は、弘法大使が寝ているように見えることから、笠置山は別名「寝弘法」と呼ばれています。そう言えば、見えます! |
安弘見神社の近くにあった「菓舗ひとつばたご」さんに「さくら餅」の張り紙がありました。季節なので、桜餅と草餅を買って、美味しくいただきました。 |
和田川は、甌穴が多いことで知られています。甌穴というのは石に開いた丸い穴です。写真中央の石に穴が開いているのがわかりますか。 |
その穴を拡大して写したものです。中に小さな石が入っています。この小石と水の流れが作る渦で穴が削られて大きくなるそうです。 |
甌穴が作った自然の石彫がこれです。通称「パンダ岩」パンダの頭に見えますか?目の部分は昔、2つの甌穴だったところで、岩が2つに割れて、こんな形になったようです。 |
パンダよりリアル・・生きているニホンカモシカに出会いました。思いがけない出来事でした。 |
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