渥美半島先端ぐるっと一回り
2008.9.6
海のない県に住んでいるので、海が見たくなりました。それも大きな海を。そこで渥美半島(愛知県)の先端をサイクリングすることにしました。参考にしたガイドブックは「東海自転車散歩」(山と渓谷社)です。走行距離は36 kmでポタリングにはちょうど良い感じです。太平洋、伊勢湾、三河湾と海を見ながらの気持ちよいサイクリングになりました。(まだ夏の日差しで真っ黒に日焼けしてしまいましたけど)半分以上は堤防道路、サイクリングロードを走るので、車との干渉も少なかったです。
現地に行くまで知らなかったのですが、翌日が「トライアスロン伊良湖大会」ということで、何台もの高速自転車が試走しており、折りたたみ自転車にはちょっと場違いな雰囲気もありました。でも一日遅く予定していたら、交通規制で、このサイクリングは中止になるところでした。
昨夜、宿泊していた「休暇村伊良湖」を出発! |
最初は堤防道路にそって北へ、「立馬崎」を目指します。。左が伊勢湾になります。目指す岬の方には渥美火力発電所の煙突と風力発電所の風車が見えます。 |
ここはアサリ&大アサリ(別名ウチムラサキ)が名物。これは現代の貝塚。 |
海の上に延びる堤防道路 |
海苔を収穫しています。熊手のようなもので手作業でとっていました。のんびりとした風景です。 |
「立馬崎」を越えると今度は三河湾に面します。これは福江漁港の風景です。 |
海から目を陸の方に向けると、農業用ハウスが立ち並ぶ風景になります。愛知県というと工業県のイメージがありますが、有数の農業県でもあります。 |
特産品のメロン。一つの株に一つしかメロンが付いていません。摘果した小さいメロンは漬け物になって売られていました。 |
観光農園でメロンを食べました。やっぱり産地で食べるとおいしい! |
ついに太平洋を見ながらのサイクリングロードに入ります。入り口の看板には「太平洋自転車道は、国が昭和48年度から整備を進めている大規模自転車道の一つで、千葉県銚子市から和歌山県和歌山市までの延長1,200kmが計画されています。」と書かれています。なんと壮大な計画! |
太平洋ときれいな砂浜を左手にサイクリングロードが一直線に続きます。 |
「車両等の車乗り入れ規制」の看板。隣には中学生の書いたウミガメの絵が。この砂浜にはウミガメが産卵にくることを知りました。車の乗り入れは、産卵や子ガメの旅立ちにとても悪い影響を与えるそうです。 |
かわいい子ガメの絵がサイクリングロードに書かれていました。 |
「伊良湖岬」に到着する直前に小高い峠を越えます。常緑樹に覆われた森の中を走ります。 |
峠からの静岡方向の眺め。これまで走ってきた海岸線が見られます。 |
峠からの「伊良湖岬」の眺め。岬を回って少しすると出発点の休暇村に戻ります。 |
伊良湖岬の先に浮かぶ「神島」。小説「潮騒」の舞台になったことで有名です。 |
「恋路ヶ浜」の食堂で、大アサリをいただきました。柔らかくて、磯の香りがして、とてもおいしいかったです。 |
伊良湖岬の灯台。今は使われていませんが、観光用としてきれいに保存されています。美しい海に灯台がよく似合います。 |
翌日のトライアスロンのゴールです。900人以上の参加者がこのゴールを目指します。 |
休暇村に戻ると、翌日のトライアスロンに参加する人でごったがえしていました。玄関には多くの自転車が止まっています。 |
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