JR中央線【土岐市駅〜多治見駅】→東濃鉄道笠原線【多治見駅〜笠原駅】(廃線跡)
2008.9.20
台風13号も通り過ぎ、すっきりと晴れました。以前に東濃鉄道駄知線の廃線跡をサイクリングしましたが、東濃鉄道にはもう一つ笠原鉄道の廃線跡があります。こちらの方を今日はサイクリングしました。土岐市駅から多治見駅まで一駅分、線路沿いを走り、多治見駅から笠原線跡のサイクリングロードを笠原駅跡まで走りました。笠原からは自動車道で駄知線の下石駅跡まで行き、駄知線跡のサイクリングロードで土岐市駅まで戻ってきました。笠原から下石までは車道走りでしたが、そのほかは車との干渉はほとんどありません。風も涼しくなり、のんびりとしたサイクリング(ポタリング)を楽しみました。
笠原線は昭和3年に笠原鉄道として開通し、後に駄知鉄道(東濃鉄道駄知線)と合併して東濃鉄道になりました。笠原の地場産業であるタイルやレンガを多治見に運んでいました。住民の足としても活躍しましたが、昭和46年に旅客輸送が廃止、昭和53年には貨物輸送も廃止となりました。
土岐市駅から多治見駅の間は、土岐川と中央線に挟まれた細い車道を走ります。このあたりの土岐川には冬にオシドリがやってきて越冬します。 |
中央線が単線だった時代の煉瓦の跨道橋(トンネル)です。反対側は新しい時代のコンクリート製でした。 |
昼食は「百草」というギャラリー&カフェでとりました。遠くからも、お客さんがやって来るようです。 |
キャラリーに展示されていた陶器のオブジェ。花器かな?購入可ですよ。大きな家に住んでいたら欲しかったりして・・ |
多治見駅前にある多治見市マスコット「うながっぱ」の看板。多治見は夏になると最高気温の日本一を記録するところです。そして町にはウナギ屋さんがたくさんあります。ということで「うながっぱ」は温度計を持っています。今日は、33度をさしていました。 |
JR多治見駅のそばに東濃鉄道笠原線の新多治見駅があったそうです。今は駐車場になっています。 |
土岐川に架かっていた鉄橋もなくなっています。ですが堤防には橋台の石組みが残っていました。その幅から単線で細い鉄橋だったことが分かります。 |
説明版にあった昔の写真です。昭和27年まで蒸気機関車が走っていたそうです。こんな家の隙間を蒸気機関車が走っていたなんて驚きです。さぞかし煙たかったでしょう。 |
昭和53年に廃線になってから、自歩道の整備が始まり、平成10年にやっと開通しました。春の桜が楽しみです。 |
ここに鉄道が走っていた証拠 |
廃線跡は、築堤になっていて、笠原までまっすぐに続いています。道路は跨道橋で線路の下をくぐっているので、踏切は少なかったようです。 |
笠原駅跡は、東鉄バスの車庫になっていました。鉄道の遺構は見つけられませんでした。 |
笠原のバスの車庫の傍らにここが笠原駅跡であることを示す小さな看板がありました。目立たないところにあるので、見逃しそうでした。 |
笠原には「三千盛」という辛口の美味しいお酒を作っている蔵元があります。笠原駅跡の近くにあったので、訪ねてみました。 |
笠原はタイルの産地です。中学校の門も校舎も美しいタイルで飾られています。 |
この後は、駄知線跡を走って土岐市駅に帰りました。以前走ったところなので、省略します。 |
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【番外編】
土岐川にやってきたオシドリを撮影しました。 2009.1.11