ぽたぽた★ポタリング

DAHON Mu P8で輪行そしてのんびりサイクリング、自転車初心者の日記です

JR中央線【名古屋駅〜金山駅】堀川ポタリングその2

2008.12.13

前回初めて名古屋市内をポタリングして、名古屋の中心部にたくさんの歴史的な遺跡が残っていることを知りました。前回は大曽根駅から名古屋城を経由し堀川に沿って名古屋駅まで走りましたが、今回はそれをつなぐ形で名古屋駅を起点にして堀川沿いに熱田神宮そして旧東海道の旧跡「宮の渡し」まで走りました。堀川は名古屋城築城の際、海から資材を運ぶために作られた運河です。堀川自体が400年もの歴史を持つ遺産です。近代になって水質が悪化したようですが、今は庄内川(上流は土岐川)からの導水を開始し、きれいになってきたようです。
 今回、熱田神宮に参拝し「ひつまぶし」を食べ、名古屋を堪能しました。熱田神宮の周辺にはまだまだたくさんの旧跡があるようで、また行ってみたくなりました。旧跡を訪ねるにはやっぱりポタリングが最適です。


名古屋駅に到着。駅のシンボル、ツインビルと記念撮影。


堀川は名古屋駅のすぐ近くを流れています。この付近はやはり川の色が黒く、ゴミも目立ちます。


堀川に架かる橋は歴史を感じるものが多いです。この橋(日置橋)も昭和初期のもので、情緒があります。


「松重閘門」という歴史的産業遺産です。昭和初期に堀川と並行してして作られた「中川運河」とバイパスするために船を通した門です。昭和51年まで現役だったそうです。


堀川は名古屋城に木材を運んだ歴史があるため、今でもたくさんの材木店が残っています。こんな太いヒノキが川沿いに保管されていました。


この材木店の正面が立派です。玄関の上や壁の木材の断面の飾りを見ると、特別な銘木を扱っていることがわかります。


初めて見る貯木場。ここは400年前から貯木場だったそうです。歴史を感じる〜


ここまで来ると川幅も広くなり、水も青くなってきます。カモも泳いでいました。両岸は公園になっていて、憩いの場所になっています。左に見える大きな建物は国際会議場です。この中にあるセンチュリーホールでは多くのコンサートが行われています。私も何度か行ったことがあります♪


「堀川をきれいに」


熱田神宮に到着。初めて見た無垢の木造の鳥居。こんな太い柱だと樹齢百年以上の木を使っているのでしょう。


境内にあったクスノキ。看板には「弘法大師のお手植えとも言われ樹齢は千年以上」と。あまりのスケールの大きさにびっくり。


本宮の拝殿の屋根。長く伸びた「千木」と丸太のような「勝男木」がとても印象的。


クスノキを中心にした境内の森に木漏れ日が入り、とても神聖な雰囲気でした。


熱田神宮といえば「ひつまぶし」。鰻丼に似ていますが、四等分し、茶碗にいれていただきます。一杯目はそのまま、二杯目は薬味(葱、山葵、海苔)をかけて、三杯目は出し汁をかけて、そして四杯目はお好みでという食べ方をします。美味しくておなかいっぱいになりました。


熱田は旧東海道の宿場町。「宮」と呼ばれていました。東海道はここから三重県桑名まで船で渡ることになります。その船着場が「宮の渡し(七里の渡し)」です。今でも跡が残っており、写真は常夜灯(つまり灯台)です。


宮の渡しから海の方向を見た風景です。昔はここが海岸線だったと思いますが、今は海岸線がずっと向こうに遠ざかっています。


宮の渡しにある「丹羽家住宅」。幕末のころは脇本陣格の旅籠屋だったそうです。1841年の絵図にもこの建物が描かれているそうです。


熱田神宮は、今の国道1号線と国道19号線の分岐になっています。これは昔からのことで、江戸時代は東海道と美濃街道の分岐点でした。写真はその分岐を示す道標で、4面に行き先が書かれています。正面は「西 江戸かいとう(街道) 北 なごやきそ(名古屋木曽)道」と書かれていました。


国道19号線(美濃街道)を通って、金山駅まで帰りました。


帰りは金山駅から輪行。金山駅はJR、名鉄、地下鉄が一緒の駅になっているので、「金山総合駅」という特別な名前になっています。

【番外編】堀川で見た鳥たち

ホシハジロ アオサギ
カルガモ  イソシギ
ユリカモメ スズガモ

【さらに番外】
ニホンイシガメ(日本石亀)
日本古来の亀が生息しています。