ぽたぽた★ポタリング

DAHON Mu P8で輪行そしてのんびりサイクリング、自転車初心者の日記です

歴史的建造物が残る名古屋白壁界隈

2009.2.14

名古屋市内を何回かポタリングして、名古屋の中心部にはたくさんの歴史的な遺産が残っていることを知りました。そんな中、近くを通っていながら立ち寄っていなかったエリアがありました。「白壁」と呼ばれる界隈で、江戸時代から昭和に至る数々の歴史的建造物が残されています。江戸時代は武家屋敷として、明治からは近代産業の起業家たちの屋敷として使われました。奇跡的に戦災を逃れて、古い建造物が残されています。今は「文化のみち」と名付けられ、観光地にもなっています。そんな白壁界隈をのんびりとポタリングしました。


土岐市駅からJR中央線で千種駅まで輪行。中央線は比較的空いていて輪行には最適です。


まずは懐かしい雰囲気の筒井商店街を走ります。そこで見つけた和菓子屋さん「松月」。店先に美味しそうなおはぎやきなこ餅が並んでいたので、今日のおやつにと購入しました。昔ながらのやさしい味がしました。


お昼は洋食屋さんで。900円のランチ(平日のみ)はボリューム満点。表の陳列より実物の方が2倍くらいエビフライが大きかった。なんか得した感じ。


建中寺。1651年創建で、尾張徳川家歴代の廟所。


三門脇の梅が満開で、メジロが集まって蜜を吸っていました。今日は暖かい日で、春満開でした。


総門脇の祠で、猫がお昼寝。起こしてごめんなさい。


国道19号線を渡り、鍋屋町通りに入るところに、道標があります。善光寺道というのは、これまで何度か走った「下街道」のことです。


鍋屋町通りには懐かしい風情のお店が残っています。この薬局のウサギのマスコットは「ピョンちゃん」といいます。


文化のまち二葉館【旧川上貞奴邸】、「日本の女優第一号」といわれた川上貞奴が大正時代に住んだ家を復元したものです。このモダンなデザインはすばらしいと思います。


明治から盛んに作られた和洋折衷の建築で、左側に和室の続き間があります。


入口を入ると旧大広間。ここでダンスや芝居が行われたそうです。


旧食堂のステンドグラスは日本アルプスの風景です。


大広間から二階に上がる階段。なんともいえない美しい曲線です。


二階には名古屋ゆかりの作家の資料が展示されています。城山三郎の書斎が復元されたところには、わが家にあるブックエンド(Study everydayと書かれた)と同じものがあり、びっくりしました。


主税町長屋門。江戸時代の武家屋敷の門が残されています。建物はなく、マンションになっていました。


旧豊田佐助邸。こちらも和洋折衷の建物です。入館無料で、係の人が親切に説明してくれました。開館が3時半までだったのをしらず、最後の入館者になってしまいました。


リーフレットと一緒に、男性にはバレンタインチョコをくれました。そのチョコの封をしているシールの模様が豊田家の家紋です。これはすごい!


洋間の天井にある換気口。鶴の亀なかに、「とよ田」という文字がデザインされています。


洋間にあった「トヨタ」製のステレオ。トヨタがステレオを作っていたなんて。


2階の和室の襖絵。琵琶湖を描いた美しいものです。


カトリック主税町教会。明治37年築で、武家屋敷を改築して作ったそうです。


旧豊田家の門。門と塀だけが残されていますが、大きな家だったことが偲ばれます。


名古屋市市政資料館。大正11年築の旧裁判所です。だから地下には拘置所の跡も残されています。


煉瓦造りの外観も立派ですが、中に入ると豪華な石の階段とステンドグラスが現れます。


なんか映画に出てきそうな雰囲気の玄関です。階段を上がった3階は入場無料の展示室が並び、名古屋の歴史や、裁判のことが勉強できます。


小腹が減ってきたので、「松月」で買った鬼まんじゅうとおはぎを市政資料館のお庭でいただきました。美味しかったです。


名古屋鉄道瀬戸線が名古屋城の外堀の中を走っていたころの大津町駅の跡です。「立入禁止」の看板にちゃんと「名古屋鉄道(株)」と書かれているところがその証拠です。


名古屋鉄道瀬戸線が外堀の地下を走るようになっても「東大手駅」の名前が残りました。今日はここから輪行で帰ります。

【筒井商店街の美味しいもの】

「松月」の「あやめ団子」あんことお餅のハーモニーが絶妙です。おすすめ!!!

「岩正」の「味噌煮込み」麺が手打ち(店の中でおじさんが打っていました)でもっちりとしています。これが名古屋の伝統的な味噌煮込みなんでしょうね。お値打ちなのもびっくりです。