ぽたぽた★ポタリング

DAHON Mu P8で輪行そしてのんびりサイクリング、自転車初心者の日記です

愛知環状鉄道【大門駅〜中岡崎駅】
旧東海道、岡崎宿界隈をポタリング

2009.10.10

 暑くもなく寒くもなくポタリングにとって気持ちのよい気候になりました。今日は、前回の旧東海道つながりで、岡崎宿を訪ねました。岡崎宿はあの徳川家康が生まれた岡崎城のある城下町で、旧東海道の宿場町としても栄えました。城下町を抜ける旧東海道は外敵からの防衛のため、「二十七曲り」と呼ばれるほど曲がりくねっています。その道を探してたどるのは、自転車が本領を発揮しました。そして岡崎の古くからの名物といえば「八丁味噌」。その味噌蔵を見学することもできました。


高蔵寺駅でJRから愛知環状鉄道に乗り換えます。鉄道会社は違いますが、同じホームの向かい側に乗り換えるだけです。


今日は大門駅からポタリング。これは以前、新豊田駅から大門駅までポタリングしたことがあるので、その続きということで。


矢作川沿いの堤防を快走しました。


国道1号線に出会うと、すぐに八丁蔵通りが現れます。岡崎の名産品「八丁味噌」の味噌蔵が並ぶ通りです。


八丁蔵通りはNHKの朝ドラの舞台になりました。そのヒロインの宮崎あおいさんの手形がありました。市内には他の主な出演者の手形が各所にあります。


味噌蔵の玄関です。「創業延元二年」と書いてあります。いつかというと1337年です。何時代?かと調べると室町時代が始まるころでした。


見学させていただいた味噌樽。石をお城の石垣のように専門の職人さんが美しく積み上げ、二夏二冬じっくり寝かすそうです。中の味噌は6トン、石が4トンと教えてくれました。


八丁味噌の蔵は岡崎城から西に八丁(約870メートル)のところにあったことに由来しています。地名は「八帖」と書くようです。これから「二十七曲り」を辿るわけですが、この道標を探しながらのポタリングです。


こんな細い道が東海道です。細く曲がりくねった道で、城を防衛したのでしょう。


古い家に残る「唐弓弦」と書かれた看板。唐弓弦というのは綿を打つ道具のこと。ここは木綿の産地だったそうです。


二十七曲りはこんな風になんども直角に曲がっていきます。このように道標があるところは大丈夫ですが、ないところもあり、何度も道に迷いました。


大正6年築の旧岡崎銀行本店です。赤レンガと御影石作りの見とれるほど美しい建物です。今は岡崎信用金庫資料館としてお金についての展示室があります。お金の歴史や製造技術についてしっかり勉強ができますよ。


東海道を示す道標がありました。


東海道でも有数の町並みだった「伝馬町」。今でも古い造りの建物が所々に残っています。


大正2年築の「旧額田郡公会堂」。ピンク色を基調としたモダンな建築です。今は岡崎市郷土資料館として内部も公開されています。


旧公会堂と同時に作られた「旧額田郡物産陳列所」。こちらは一転青色を基調とし、クローバー型の窓が印象的です。大正時代の建築のデザインにはどれも自由さを感じます。


岡崎市内で一番大きい常夜灯。享和3年(1803)に建てられたものですが、今でも電球が付けられ現役でした。


岡崎城の前を流れる乙川。この川を昔、多くの帆掛け船が荷物を積んで往来したそうです。岡崎が五万石だったことから「五万石舟」と呼ばれています。


岡崎城。言わずと知れた徳川家康が生まれたところです。江戸時代は「神君出生の城」として神聖視されていたそうです。


少し暗くなりましたが、中岡崎駅に戻ってきました。