ぽたぽた★ポタリング

DAHON Mu P8で輪行そしてのんびりサイクリング、自転車初心者の日記です

名古屋鉄道尾西線【名鉄一宮〜玉ノ井】美濃路をポタリング

2011.1.8

今回、美濃路サイクリングの第3回目です。起(おこし)宿から墨俣(すのまた)宿を目指す予定でしたが、相変わらずのゆっくりポタリングで起宿から先には進めませんでした。起宿は、街道の雰囲気がよく残っていて、見所がいっぱいでした。特に冨田一里塚は、ちゃんと榎の大木が道の両側に植わっていて、昔の姿を留めていました。愛知県内の美濃路にこのような一里塚が残っていたとは意外でした。


この地名は誰も読めないでしょう。ATOKでも変換不能!毛受−>めんじょ


町の中にノコギリ屋根の工場が無数に現れます。繊維産業が急速に発展した大正時代以降に建てられたものです。今でも1000棟以上あるそうです。


近くでみると二つや三つのノコギリ屋根が民家に隣接しています。今はもう使われていないノコギリ屋根が多いような気がしました。失礼ですが、カシャカシャカシャと音がしてきたときには、少しびっくりしました。


美濃路と駒塚道の追分にある道標。


美濃路には13ヶ所に一里塚が作られましたが、この冨田一里塚だけが街道の両側に残っています。両側に残っているのもすごいですが、どちらにも大きな榎が植わっているところが当時を偲ばせます。


こちらが反対側の一里塚。こちらの榎も立派です。


織田信長と斎藤道三が会見した聖徳寺の跡。今は名古屋の方に移転しています。


起宿の脇本陣跡であり、脇本陣を世襲した林家が大正初めに建てた住宅が公開されています。


旧林家住宅から見た中庭。ガラス戸には少しゆがみのある手延べガラスが使われていました。また外に見えるひしゃくがあるところは本物の水琴窟で、初めてその音を聞きました。キレイな音で感激!


脇本陣跡に隣接する歴史民俗資料館では、美濃路や起宿の歴史を分かりやすく勉強することができます。写真は2階に飾ってあった人間国宝加藤卓夫氏の陶壁です。偶然ですがお宝に出会えました。


起宿は街道の雰囲気が良く残っています。蔵の大きな立派な住宅がいくつもありました。


木曽川には橋がないので、旅人は船で渡りました。ここに橋ができたのは昭和31年、それまで渡船があったそうです。


木曽川に沿った自歩道。犬の散歩、ジョギング、サイクリングと多くの人が利用していました。養老山、伊吹山、金華山、御嶽山、中央アルプスなどの山々が見られます。今日は少し曇っていましたが、快晴だと雄大な景色が楽しめそうです。


玉ノ井駅に到着。ここは終端駅!さりげなく線路が終わっています。


名鉄一宮駅にて、到着したそのホームを見ると、向こうにも電車が止まっています。掲示板を見ると、同じ時間に発車する列車。えっ?時間がくると、二つの列車は反対方向に発車していきました。これってホームシェア??


名鉄一宮駅と。名鉄百貨店が一緒になった大きな駅です。