ぽたぽた★ポタリング

DAHON Mu P8で輪行そしてのんびりサイクリング、自転車初心者の日記です

名鉄犬山線【犬山駅〜岩倉駅】岩倉街道と五条川をポタリング

2015.10.12

先週、犬山城の城下町をポタリングしましたが、そこから名古屋に向かって旧岩倉街道が続いていることを知りました。そこで今回は、犬山城からその岩倉街道にそって岩倉駅を目指しました。走り始めると、昔の街道の面影が思ったより薄かったので、途中の大口町からは、桜で有名な五条川沿いの尾北自然歩道を使って岩倉駅を目指しました。歩道なので歩行者優先ですが、秋なので歩行者も少なく、とても気持ちよい道でした。


犬山祭では13台の車山(やま)がくり出しますが、その内の1台を特別に(?)見せていただきました。枠組みだけですが、10メートル近い高さは圧巻です。お祭りの時にも見に来なければ。


犬山と名古屋を繋ぐ旧「岩倉街道」には、道の両側に柳が植えられていたので、別名「柳街道」と呼ばれていました。今はその柳もほとんど見られませんが、数少ない柳の木を見つけました。


「先聖寺」あまりの色の鮮やかさにあっと驚く、唐風のお寺です。住職さんが親切に建築様式について教えてくれました。


先聖寺にあった木魚の原型。鯉がくわえている玉は、煩悩だそうです。木魚を叩いて、煩悩を吐き出させるという意味だそうですよ。


街道と言えば、馬頭観音。この馬の顔がちょっと犬みたいでお茶目。


旧街道の多くは広い道に変わっていましたが、所々に昔の道幅のまま残っているところがあります。


「木津用水(こっつようすい)」木曽川の犬山頭首工を源流とする農業用水です。なんと江戸時代の1650年に完成しています。この近くには「木津用水駅」という駅もあります。


今は珍しい現役の丸ポスト。さらに、このポストは明らかに背が低いのです。しゃがまないと郵便物を入れることができません。ある時、何らかの理由で、道路をかさ上げしたのでしょうね。


名古屋市熱田区の旧東海道にあった「裁断橋」が、なんと遠く離れた大口町の五条川を跨ぐように再現されていました。尾張名所図会にも出てくる有名な橋ですが、どうしてここに?と思います。理由は看板に書かれていましたが複雑なので、ここでは省略します。


旧岩倉街道のルートが新しい広い道ばかりになって、退屈してきたので、前の裁断橋から五条川にそった尾北自然歩道を使って岩倉を目指すことにします。


五条川の両岸には桜が植えられていて、春は大勢の人で賑わいます。幸い秋は歩いている人もまばらだったので、自転車でゆっくりと走りました。もちろん、歩行者優先なので注意です!


岩倉に到着。これは岩倉城跡。1479年に築城されて、その後信長に攻められて1558年に落城しました。この城の家老の子供として、岩倉で生まれたのが、大河ドラマで有名な山内一豊です。近くには山内一豊の誕生地の碑もありました。


春になると五条川で鯉のぼりの糊を洗い落とす作業(のんぼり洗い)が行われます。旧岩倉街道沿いには、鯉のぼりを作る由緒あるお店がありました。


岩倉駅で今日のポタリングは終了。輪行袋にダホンを入れて、名古屋鉄道犬山線で犬山駅に戻りました。