ぽたぽた★ポタリング

DAHON Mu P8で輪行そしてのんびりサイクリング、自転車初心者の日記です

桑名界隈の旧東海道ポタリング

2009.12.13

ちょうど一年前、名古屋の熱田神宮付近の旧東海道を訪れました。そのとき、「宮の渡し」から旧東海道が陸路ではなく舟で渡る海路になることを知りました。そこで今回はその対岸の桑名宿(七里の渡跡)を訪ねることにしました。桑名はハマグリで有名なところで、町のあちこちに時雨煮の店がありました。また知らなかったのですが、鋳物も有名です。そんな歴史のある町をポタリングしました。


桑名城跡は「九華公園」となっています。その桑名城の初代城主は徳川四天王と呼ばれた本多忠勝です。


これが海路「七里の渡し」の桑名側の船着き場です。ここから3キロ揖斐川を下り、伊勢湾を横切って熱田神宮のある宮の渡しまで行きました。その距離が七里(28キロ)だったので、七里の渡しといいます。鳥居がありますが、これは伊勢神宮の「一の鳥居」で遷宮ごとに伊勢神宮で使われていたものをもってくるそうです。(これは資料館で聞いた話ですが、ガイドブックでは単に建て替えると書いてありますね)


渡し跡にあった櫓を復元して、資料館にしています。


渡しのちょうど前で、長良川と揖斐川が合流します。ここから下流は揖斐川らしい(資料館で聞いた話)のですが、そうすると長良川は揖斐川の支流ということになります。


渡しの前(揖斐川)ではシジミ漁が行われています。(対岸の長良川では漁は行われていません。その理由は見ればすぐにわかるのですが・・)


航海の安全を祈った「住吉神社」手前の常夜灯には「渡海安全」と書かれていました。


「六華苑」大正時代に建てられた実業家の邸宅です。洋館と和館がつながった構造で、洋館部分は鹿鳴館などを設計したジョサイア・コンドルが手がけた作品です。日本庭園も素晴らしいです。


昼食は明治10年創業の老舗うどん屋さん「歌行燈」で。名物の釜揚げうどんをいただきました。コシがあって美味しかったです。


「春日神社」の青銅鳥居。日本で唯一の青銅製の鳥居だそうです。


今も残されている桑名城の城壁。


舗装されたきれいな道になっていますが、所々に街道の名残があります。


今回、桑名の産業が「鋳物」ということを知りました。街道沿いに、なんと梵鐘のお店を見つけました。確かに梵鐘も鋳物ですよね。


実はマンホールも鋳物。普通の町ではデザインが一種類ですが、桑名にはいくつもの種類があります。これは名物ハマグリのデザイン。桑名ではマンホール観察も楽しいですよ。


「安永立場」安永という地区にある、大きな常夜灯。この辺は古くから多くの茶店があり、名物「安永餅」が売られていたそうです。茶店が集まっているところを「立場」と言うそうです。


前の常夜灯のすぐ側にある「町屋橋跡」今は橋がなくなっています。


今でも安永(やすなが)餅は桑名の名物です。少し焼いて食べても美味しかったです。