ぽたぽた★ポタリング

DAHON Mu P8で輪行そしてのんびりサイクリング、自転車初心者の日記です

三河の小京都、西尾界隈をポタリング

2010.1.11

一昨日に訪れた一色町。その時「平坂入江」という入江地形の脇を走りました。そして、その入江の一番奥に「平坂湊」と呼ばれる江戸時代に栄えた湊があり、そこから古い街道(平坂街道)が西尾市街に続いていることを知りました。今日は、西尾市街から名産のお茶屋さんの多い通り、矢作川の堤防道路を通って「平坂湊」に行き、そこから「平坂街道」を通って西尾市街に戻りました。西尾は三河の小京都と呼ばれるように、古い町並みが残っています。見どころがいっぱいのポタリングでした。


西尾は城下町。西尾城跡には「本丸丑寅櫓」が復元されています。中にも入れます。


西尾城の脇には立派な校舎の西尾小学校がありました。城跡から堀を渡って入る通用門もあり、お城と一体化しています。


西尾市は日本一の「抹茶」の産地。「抹茶」は「てん茶」という特別な緑茶を臼で挽いたものです。そして「てん茶」は日光を遮って(写真上の黒い覆いで)新芽を育てるとのこと。手間がかかっているのです。


てん茶をご飯にかけた「てん茶めし」の定食を「魚寅」というお店でいただきました。お茶の香りがフワァ〜として、美味しかったです。


お茶屋さんが連なる通りを走り、一軒のお店で抹茶とさっきのてん茶めしにかかっていた「食べる緑茶」を買いました。サービスでいただいた抹茶。気持ちが落ち着きますね。


西尾のお茶は、明治初期にお寺の住職が宇治から種子を持ち帰ったのが広がったものです。その時の原樹が住職がいた「紅樹院」に残されています。


矢作川の堤防沿いには、お茶畑が広がります。


矢作川を下流に進むと、古い鉄橋を解体する現場に出会いました。2004年に廃線となった名鉄三河線の鉄橋です。ちょっと寂しい風景です。


次は「平坂街道」にそって西尾市街に戻ります。平坂街道の始点は、一昨日に走った「平坂入江」の一番奥にあたる「平坂湊」です。江戸時代の主要な湊で「三州五個所湊」の一つとされています。


街道には必ず常夜燈があります。この常夜灯は弘化三年(1846)のもの。今でも電球が点灯していました。近づいたら点灯したような気がします。もしかして感知式??


日本で唯一の「抹茶色」のポスト。今でも使われています。地場産業でもある鋳物工場で、以前に丸形ポストが作られていたことから、市内にも丸形ポストが多く見られます。


西尾市街地は歴史のある町並みがいっぱい。ここは「順海町通り」というお寺に挟まれた路地です。


蔵もいっぱい。これは「なまこ壁」のある蔵。


「伊文(いも)神社」1100年もの歴史がある西尾の郷社で、何組かの家族がお参りしていました。