ぽたぽた★ポタリング

DAHON Mu P8で輪行そしてのんびりサイクリング、自転車初心者の日記です

名古屋鉄道【有松駅〜金山駅】名古屋市内の旧東海道をポタリング

2010.2.7

以前、宮の宿(宮の渡し)を起点に、美濃街道を枇杷島までポタリングしました。また宮の渡しからの海路の行き先である、桑名の七里の渡しも訪ねました。そして今回は、旧東海道を東にポタリングすることに・・。夕食に熱田神宮のひつまぶしを食べることを目標にして、名古屋鉄道で輪行し、有松の町から宮の宿に戻る計画にしました。有松絞りという伝統的な工芸品、そして古い町並みを楽しみ、鳴海、笠松で古刹に立ち寄り、ちょうど夕食のころに宮の宿にたどり着きました。名古屋市内とは思えない本当に古い町並みが随所に残っていて、昔にタイムスリップしたようなポタリングでした。


名古屋鉄道有松駅。ショッピングモールがくっついた近代的な駅でした。今日の出発点はここです。


駅からすぐのところに旧東海道の有松の町並みがあります。絞りの名産地として名古屋城と同じ400年の歴史があります。ここは寛政3年(1791)築の絞り問屋の町屋建築です。


前の写真の絞り問屋は、今でもお店をやっています。中には、江戸時代末期の嫁入りに使われたという駕籠が飾られていました。


有松・鳴海絞会館で、絞りの実演を見せてもらいました。絞りの種類は100種類もあるそうです。でも「手蜘蛛絞」という手法はこの職人さん(89歳のお婆さん)しかできないそうです。目にも留まらぬ速さで、手が動いています。


13代続いた絞問屋の旧家を改装した「ダーシェンカ」というパン屋さんがありました。石窯で焼いたパンは、とっても美味しかったです。お持ち帰りだけでなく、中庭でもパンを食べられます。


鳴海宿には珍しく東西両方の入口に常夜灯が残っています。こちらは東の入口の「平部町常夜灯」(文化3年、1803年設置)


もう営業していないお風呂屋さんですが、看板に「上州、草津温泉」と書いています????


鳴海宿にある140年続く和菓子屋さん「菊屋茂富」。「蛤しるこ」という張り紙に引かれ、購入しました。「蛤」という名前は、江戸時代はこの付近まで海があった名残でしょう。


これが「蛤しるこ」です。お湯を注いでかき混ぜると、美味しいお汁粉になります。


こちらは西の入口に残る「丹下町常夜灯」(寛政4年、1792年設置)今でも電気で明かりを灯しています。


名古屋市内の旧東海道に唯一残る一里塚「笠寺一里塚」当時は小さかっただろう木がこんなに大きくなっています。


「笠寺観音」736 年からの歴史があり、色々な逸話が残っています。その逸話から縁結びのお寺として信仰があります。


江戸時代、この近くは干潟が広がり、塩の産地でした。その塩を東海道と交差する、この「塩付街道」で信州の方に運んでいました。その名残で「汐田町」「塩屋町」などの地名が残っています。


旧東海道を探しながら、熱田(宮の宿)を目指します。街道の目印は、こんなふうに上の方にあったりします。


熱田に到着。ここは東海道、美濃路(佐屋路)の分岐点で、当時のままの位置に道標が立っています。


予定通り、夕食は「蓬莱軒」で「ひつまぶし」をいただきました。やっぱり美味しいです。


夕暮れになり、ライトアップされた「宮の渡し(七里の渡し)」東海道はここから海路になり、桑名の七里の渡しにつながります。