ぽたぽた★ポタリング

DAHON Mu P8で輪行そしてのんびりサイクリング、自転車初心者の日記です

名古屋市内の飯田街道をポタリング

2011.2.26

ちょうど一年前、塩付街道をポタリングしたときに、「飯田街道」と大きく書かれた商店街と交差しました。そして今回この飯田街道をポタリングすることにしました。飯田街道は名古屋ではよく知られた道で、古くは信州や駿河へ物資を運ぶ道であり、後には馬車鉄道や路面電車が走り、花見や墓参りの人で賑わったそうです。偉い人が通ったのではなく、生活道路という感じの庶民的な街道です。道は新しくなっていますが、そんな中に街道の名残がいくつも残っていました。


今日はJR千種駅から出発。この辺は清水が豊富で、今でも湧き出す古い井戸があります。写真の「古井(こい)の清水」は、「恋」の成就にも御利益があるそうで、そういえばカップルの参拝者が多かったです。


千種駅近くの「餅勘」さん。ここの鬼まんじゅうは有名で、売り切れていることがあります。今日も家を出る前に電話で予約をしておきました。


これがその鬼まんじゅう。後でおやつにいただきました。芋の甘さが絶妙です。


こんな都会に、こんなレトロなお風呂屋さんがありました。まだ営業しているようです。


今でも主要幹線道路が正式に飯田街道と呼ばれています。古い街道の面影はないですけど。


ここには「飯田街道ショッピングストリート」の看板が。さて、ここの地名は「阿由知(あゆち)通」、この「あゆち」が今の「愛知」の語源です。


そんな車の多い道でお地蔵様を見つけました。それも「右」「左」と刻まれていて、道標を兼ねたものです。


1年前に走った「塩付街道」との交差点です。塩付街道のほうが細くて古い感じがします。


お昼は、「三河屋本店」の天どんときしめんのセット。きしめんの麺が心持ち幅広で、美味しかったです。


街道といえば馬頭観音です。八百屋さんの角に、長年大事にされてきたと思われる馬頭観音がありました。お店で売られてる綺麗なお花が、観音様にもお供えされていました。


祠の中の観音様を撮らせていただきました。


「尾張名所図会」にも描かれている川原神社の弁天様。池に亀がいるのですが、餌を与えているのか、のぞき込んでいると近寄ってきます。


こちらも「尾張名所図会」に描かれている「壇渓」跡。今は住宅街になっていますが、昔は幽玄な渓谷で、文人が足を運んだ小仙境だったそうです。


八事「興正寺」の五重塔。お花見で有名なところですが、今回は桜ではなく梅の花と撮ってみました。


興正寺にも馬頭観音がありました。もともと西門にあったものが、現在は工事のため東門に移されています。


八事の景勝地と呼ばれた「音聞山」の頂上と思われるところです。昔は海が見えて、潮騒の音が聞こえたので音聞山という名前がついたそうです。今はちょっと無理みたいです。