ぽたぽた★ポタリング

DAHON Mu P8で輪行そしてのんびりサイクリング、自転車初心者の日記です

愛知環状鉄道【末野原〜新豊田】豊田界隈をポタリング

2012.11.24

前回、刈谷市で産業(近代化)遺産を巡りましたが、今回は豊田市での産業遺産巡りです。豊田市は昔は「挙母(ころも)」と呼ばれ、古くは養蚕そして綿紡績で栄えたそうです。今は産業は自動車に代わり、市の名前も「豊田(とよた)」に変わりました。でも古い産業遺産も大切に保存されている印象を受けました。


愛知環状鉄道末野原駅から出発


「寿町のだるま窯」瓦を焼くための専用の窯です。「だるま」は形に由来していますが、言われてみれば納得。これは大正10年から昭和56年まで使用されていた窯を保存したものです。


ランチは「だるま窯」近くの洋食屋「あしぇっと」で。色々なランチメニューがあって選ぶのに困りましたが、写真の沖縄ポークのステーキにしました。美味しかったよ。


言わずと知れたトヨタ自動車の本社ビル。ニュースではよく見ていましたが、実物は始めて。


「明治用水旧頭首工・舟通し閘門」安城や知立、岡崎の方へ農業用水を送っているのが明治用水で、その水を取り入れているのがこの頭首工(堰堤のようなもの)です。といっても新しい頭首工がこのすぐ下流にあって、これは旧頭首工(明治34年)の遺構です。手前にあるのが船を通すための(水位を調整できる)閘門です。


新しい明治用水頭首工から取水された水が出てくるトンネルです。つまり明治用水の始まり。ここから色々な地域に灌漑用水が流れていきます。


明治用水頭首工からしばらく「豊田安城自転車道」を走ります。そんなに整備された自転車道ではないですが、36.3キロも続いているようです。ここから豊田のほうは、ちょうど枝下用水に沿って自転車道が続いています。


自転車道が国道を渡る歩道橋。立派な自転車の飾りにびっくり。


「豊田市近代の産業とくらし発見館」まずこの建物そのものが大正10年築の当時としては珍しい鉄筋コンクリート建築です。綺麗にリフォームはされていますが、玄関の扉に手延べガラスが使ってあったり、確かに古い建物です。


発見館の中は資料館になっていて、豊田市の近代化遺産の勉強をすることができます。写真は豊田市に現存する最も古い鉄製水車で、糸を紡ぐ機械(ガラ紡機)の動力に使われていました。昔の産業機械には水力が使われていたんですね。
こういう近代化遺産をテーマにした資料館があるのが素敵。ここで勉強してから、ポタリングに出発したほうがよかったかもしれません。