ぽたぽた★ポタリング

DAHON Mu P8で輪行そしてのんびりサイクリング、自転車初心者の日記です

名鉄三河線【上挙母〜三河知立】明治用水に沿ってポタリング

2013.4.27

前々回、明治用水頭首工に出会い、そこから明治用水に沿って自転車道が整備されていることを知りました。今回はその自転車道(豊田安城自転車道→西井筋自転車道)をポタリングしました。自動車工場、広がる田園、古い街道(旧東海道、旧鎌倉街道)と変化のある風景を楽しむことができました。


明治用水は明治13年(1880年)に完成した大規模な農業用水です。矢作川からの水の取り入れ口(頭首工)を今日の出発点にしました。前回見たのは冬だったので水が流れていませんでしたが、今回は田植えの季節なので満杯の水が流れていました。


用水はこんな感じで流れていきます。自転車道はこの用水に沿って整備されていました。


矢作川に架かる東海環状自動車道の橋(アローズブリッジ)の下をくぐります。


用水の上を伊勢湾岸道が走っています。明治と平成の建造物が重なっているところが不思議。


明治用水は、いくつかの支流に別れています。その分岐点には水を分けるこのような水門があります。今回は本流(豊田安城自転車道)から別れ、支流の明治用水西井筋(西井筋自転車道)の方へ向かいます。


西井筋用水は地下のパイプを流れていて、その上がちょうど自転車道になっています。途中にパイプの実物大模型が置いてありました。結構大きいです。


田園風景が広がります。これは麦畑です。空ではヒバリがさえずり、ツバメが飛び交っていました。愛知県は工業(自動車など)が有名ですが、農業も盛んです。その農業を支えているのが、大規模用水だと分かりました。


「八橋かきつばた園」(無量寿寺)のカキツバタが咲きはじめていました。ベンチに座って、名物「あんまき」を食べました。八橋は平安時代に在原業平がカキツバタの句を詠んだ場所としても有名です。


旧鎌倉街道に残る「根上りの松」。江戸時代の東海道名所図会にも描かれている古株です。


しばらく旧東海道を走ります。これは「来迎寺一里塚」で、街道の両側に残っていました。東海道で両側残っている一里塚は珍しいそうです。一里塚の上の木はエノキが普通らしいですが、ここは代々、松とのこと。


右は旧東海道の松並木。左は明治用水。江戸と明治がリンクしています。


名鉄三河線に乗って豊田に戻ります。